人工内耳の効果
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人工内耳とは
人工内耳とは
補聴器と人工内耳の違いとして、ほとんどの場合、補聴器が機能するしくみは音量を大きくすることですが、これとは異なり、人工内耳は、大人も子供も、普通なら聞き逃してしまうような音の聴こえを助ける小型の電子機器です。2つの部分からなります:
- サウンドプロセッサ(左図)
- インプラント(右図)
人工内耳は耳の損傷した箇所を迂回して、聴神経を刺激することで、音の大きさと明瞭度を向上させることができます。 これにより、高度から重度難聴者がより明瞭な聴こえを得ることを助けます。 重度から高度難聴者は、人工内耳を装用することで、鳥のさえずりや雨音、子供の笑い声などの音の楽しさを取り戻す可能性があります。
難聴、その原因、治療の選択肢について学びましょう。
人工内耳とは
補聴器と人工内耳の違いとして、ほとんどの場合、補聴器が機能するしくみは音量を大きくすることですが、これとは異なり、人工内耳は、大人も子供も、普通なら聞き逃してしまうような音の聴こえを助ける小型の電子機器です。2つの部分からなります:
- サウンドプロセッサ(左図)
- インプラント(右図)
人工内耳は耳の損傷した箇所を迂回して、聴神経を刺激することで、音の大きさと明瞭度を向上させることができます。 これにより、高度から重度難聴者がより明瞭な聴こえを得ることを助けます。 重度から高度難聴者は、人工内耳を装用することで、鳥のさえずりや雨音、子供の笑い声などの音の楽しさを取り戻す可能性があります。
難聴、その原因、治療の選択肢について学びましょう。
人工内耳のしくみ
自分は人工内耳の適応となるのか?
人工内耳と補聴器のどちらを選ぶかは、難聴の種類や程度によって異なります。
成人の人工内耳の適応条件は、裸耳での平均聴力レベルが90dB 以上の重度感音難聴か、70dB以上90dB未満で補聴器装用下の言葉の聴き取りの検査(語音明瞭度検査)が50%以下の高度感音難聴であることが日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の人工内耳適応基準で紹介されています。
聴こえのクイズをやってみましょう。回答内容を医師との会話に役立ててください。
人工内耳への7つのステップ
1. 予約を取る
聴こえを良くするための第一歩は、耳鼻科で診察を受けることです。
2. 耳の診察
耳鼻咽喉科の医師はオトスコープを用いてあな たやお子さまの耳の仕組みを詳しく観察します。
3. 聴力検査
医師はさまざまな検査を行って、難聴の種類と 程度を判断します。次のような検査があります。
- 純音検査(気導聴力検査)
- 語音聴取検査
- 骨導聴力検査
4. 人工内耳システムの選択
耳鼻咽喉科医は、患者様のニーズに合った人工内耳を選ぶお手伝いをします。
5. 人工内耳手術
耳の後ろと内耳に人工内耳インプラントを植え
込む手術を受けます(電極を内耳(蝸牛)の構
造に合わせて挿入します。)。手術時間は通常
2 ~ 3 時間で終わります。術後、医師の許可が
出たら、翌朝からは食事もできて普通の活動を
行えます。術後の症状によって多少異なります
が、通常1 ~ 2 週間程度で退院し、普通の生活
に戻ることができます。
6. 手術後の音入れ
手術を受けた後、通常2、3 週間後にサウンドプ ロセッサを付けて、「スイッチオン(音入 れ)」を行うことで、初めて人工内耳で音を聞 くことができます。装用される方によって聞こ え方は様々であり、それぞれの方に合わせて聴 こえの調整が必要です。
7. 継続的な(リ)ハビリテーションの実施
人工内耳を装用すれば、すぐに聴こえるように なるのではなく、音入れ後、装用者は根気強い ハビリテーション/リハビリテーションの実施 が必要になります。
人工内耳の費用と個人負担
人工内耳の費用と個人負担
人工内耳の費用には、自治体ごとにさまざまな助成ががあります。大人も子供も、人工内耳の手術には健康保険が適用されます。また以下の制度の申請・適応で個人負担を軽減することができます。
- 高額療養費制度
- 心身障害者(児)医療費助成
- 自立支援医療制度
人工内耳にはどのような助成金がありますか?
付属品、継続的なケアなど、人工内耳にかかる費用もお住まいの地域によっては自治体の補助金制度があります。
詳しくは、お住まいの自治体の担当窓口、または手術を受ける病院の医療福祉相談窓口にご確認ください。
人工内耳の費用と個人負担
人工内耳の費用には、自治体ごとにさまざまな助成ががあります。大人も子供も、人工内耳の手術には健康保険が適用されます。また以下の制度の申請・適応で個人負担を軽減することができます。
- 高額療養費制度
- 心身障害者(児)医療費助成
- 自立支援医療制度
人工内耳にはどのような助成金がありますか?
付属品、継続的なケアなど、人工内耳にかかる費用もお住まいの地域によっては自治体の補助金制度があります。
詳しくは、お住まいの自治体の担当窓口、または手術を受ける病院の医療福祉相談窓口にご確認ください。
References
- Contrera K, Sung Y, Betz J, Li L, Lin F. Change in loneliness after intervention with cochlear implants or hearing aids. The Laryngoscope. 2017;127(8):1885-1889.
- Rutherford B, Brewster K, Golub J, Kim A, Roose S. Sensation and Psychiatry: Linking Age-Related Hearing Loss to Late-Life Depression and Cognitive Decline. American Journal of Psychiatry. 2018;175(3):215-224.
- Gaylor JM, Raman G, Chung M, et al. Cochlear Implantation in Adults. A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. 2013;139(3):265–272.
- Tang L, Thompson CB, Clark JH, Ceh KM, Yeagle JD, Francis HW. Rehabilitation and psychosocial determinants of cochlear implant outcomes in older adults. Ear Hear 2017; 38: 663–71.
- Sladen DP, Gifford RH, Haynes D, Kelsall D, Benson A, Lewis K, et al. Evaluation of a revised indication for determining adult cochlear implant candidacy. Laryngoscope 2017; 127: 2368–74.
免責事項
難聴の治療については、医療従事者にご相談ください。聴こえや結果は装用者によって異なりますので、医療従事者が装用結果に影響を及ぼす可能性のある要因についてアドバイスします。
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